今回は未知の可能性を目指して突き進む、熱い青春の物語のご紹介です。
主人公の今村 金一郎(いまむら きんいちろう)は、彼女どころか友達もできず、孤独な高校3年間を送りました。
ようやくその生活が終わる卒業式の日に、彼は突然タイムスリップして3年前の入学式の日へ逆戻りしてしまいます。
高校生活を最初からやり直すことになった金一郎は、唯一の心残りであった『応援団』の女団長の元へ向かいます。
古風なバンカラ応援団長
入学式の日に、壇上でたった1人で力強い校歌を歌っていた応援団長・宇佐美 良子(うさみ よしこ)。
新入部員が来なかったため、この応援団は彼女の代で終わるという未来を、金一郎は知っていました。
応援団の勧誘から逃げてしまった過去を変え、今度は応援団に入部する金一郎でしたが、伝統を重んじる頑固な団長を取り巻く問題は、そう簡単なものではありませんでした。
共に未来を知るタイムスリップ仲間
金一郎と同様にタイムスリップをしてしまった藤枝 暁(ふじえだ あきら)は、金一郎とは違い、3年間の高校生活を満喫していた女子高生でした。
楽しい青春をもう一度味わえることに意気揚々としていましたが、まだ仲良くなる前の彼氏や友人に馴れ馴れしく接したせいか、入学早々クラスメイトに避けられてしまいます。
身も凍るようなチア部の陰謀
暁の手を借りながらも、団長の機嫌を損ねて追い出されてしまった金一郎の前に、真面目で成績優秀な柴田 麗緒(しばた れお)が現れます。
彼女が所属するチア部は、未来で応援団を乗っ取った部活でした。
再来したこの世界でも、応援団を潰そうとしているチア部の存在を知った金一郎。
卑怯な手を使ってくるチア部に負けないように、金一郎は新たな手立てを考えます。
度重なる困難、応援団の行く末はいかに
昔を振り返り、「あの時こうしていたら」「この時ああだったら」と想像することは誰しもが1度はあると思います。
2度と戻らないはずの高校生活を『アゲイン』した金一郎は、応援団を盛り上げ、存続させるために奮闘していきます。
クセの強いキャラクターたちの思惑が絡み合う中で、未来を変えることはできるのでしょうか。
未知の可能性を目指して突き進む、熱い青春の物語です。