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子ども用迷子紐を選んだ観点と使ってみた感想

以前に子ども用迷子紐(しつけ紐)に関して議論が巻き起こっていた記憶があります。
具体的にいつだったのかは覚えていませんが、その当時、子供がそれなりの年頃になったら我が家でもこういうことは考えないとなぁと思っていましたが、ある時、子供が急に走り出すようなことがあり、いよいよ我が家にもその時がやってきたようです。
何か起きてからでは困るということで、我が家でも子ども用迷子紐を買ってみました。

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前提:なぜ子ども用迷子紐(しつけ紐)が議論になったのか

子供が歩いたり走ったりするぐらいに成長してから、親側の視点が持てるようになった気がします。

こちらの記事によれば、

www.buzzfeed.com

2015年6月4日の朝日新聞の記事「幼児用リード じわり浸透?それとも違和感?」では、事故防止のために迷子ひもを使っている親を紹介。ネット上では共感する声がある一方で、「まるで動物のよう」「子どもを一方的に束縛している」「親がしっかり手をつなぎ、しつけをするべきだ」などの批判もあった。

とのことです。
確かに、独身時代に紐を子供に付けてそれを持つ親を目にした時は、まるで犬の散歩みたいだなぁと思ったことがあります。
ただ、突然走り出す子供がいる今はそうしておくことでしか抑制できない状況もあることはとても理解できます。

子供の性格や月齢による部分も大きいと思いますが、やっぱり子供は本能が先行することが多くて視野が狭かったり、何が危険なのかを理解できていないことがよくあります。

我が家でいえば、グレーチング(道路の側溝の蓋)を覗き込むのが大好きで、それを見つけた時は前から自転車が来ようが、脇から車が出てきていようがお構いなしに突撃していくことがあります。
こういう何かに反応している時ほど走りますし、手を繋いていたとしてもそれを振り払って行こうとします。

そういった瞬間を経験するたびに子ども用迷子紐(しつけ紐)議論があったなぁということを思い出します。
ただ、今となってはそういった議論の結果、ペットみたいに見えない商品も多く作られているようなので、議論が巻き起こることはもうないような気もします。

実際に買った子ども用迷子紐

我が家でも実際に使うならペットには見えないような可愛いものか、親子が対等なものにしようということで、こちらを買いました。

この子ども用迷子紐を選んだのは、

  • 手首が痛くなさそう
  • 紐の付け根が回転するので絡まらない
  • 急な対処ができる範囲で子供が自由に動き回れる
  • リュック型は背負うのを嫌がられる時があるので手首で固定

という理由です。
実際使ってみても概ねその通りで特に大きな不便はなかったです。

開封の儀

ということで、Amazonで買って、いつもの箱で届いたら子供が箱を運びたがってこんな感じになってました。

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Amazonあるあるでダンボールの割に中身は小さい箱に入っていました。

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中身を出すとお猫様の匂いチェックが始まります。

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検品が終わったので出すとこんな感じのものでした。
子供側のマジックテープは2重構造になっていて、引っ張ってもまず取れないようになっています。

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クッション部分は思っていた以上に肌触りがよくて、汗も吸ってくれるような素材でした。

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紐の付け根部分はクルクル回転するようになっていますし、紐との接点もよっぽどのことがない限りちぎれるようなことはないぐらいしっかり固定されています。

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紐部分はビヨーンと伸びる形になっていて、子供が引っ張って遊んだりしていました。

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実際に使ってみた感想

実際に使ってみて、気づいた点としては、

  • 紐が伸びるので子供は言うほどストレスは感じていないよう
  • 子供が固定した側とは逆側にいくとそれに合わせて自分も移動する必要がある
  • 自転車が来たタイミングで子供が離れていくと通せんぼ状態になって危険

です。

子供が嫌がらなかったのは良かったですが、ここは個人差がある気もします。
手首を固定されるといつもとはもちろん違うので、それを嫌がる子もいると思います。

また、お互いの立ち位置に対して内側の手同士を固定することになるので、その立ち位置を維持する必要が出てきます。
子供が縦横無尽に動く場合、逆方向に手が引っ張られることもありますし、子供に対して右側であれば常に右側をキープしなければいけません。
これは若干難しい場合がありました。

さらに、紐が伸びるのは良いですが、自転車や歩行者が来るタイミングで子供が動き出した場合、それでゴールテープのようになってしまうことがあり、これは非常に危険だと思いました。
ただ、この商品に限らず、子ども用迷子紐を使うなら同じようなことはどの商品でも起きると思います。
なので、子ども用迷子紐をしているから手放しにしていて良いということもなく、結局は前後左右の安全確認は変わらず必要ですし、邪魔になりそうな時は子供とともにその場に留まるような配慮は常に必要だと感じました。

迷子になることはまずないので、その点においては子ども用迷子紐は安心できるものだと思います。