ボーダレス

役に立つかもしれないこととか。

保護者が病気・出産・入院・自宅療養などの際に利用できる短期特例保育を申請しました

今年、待機児童が一時期話題になりましたね。

anond.hatelabo.jp

我が家にとって非常にタイムリーな話題でしたし、親になってみて、本当に働きたくても働けない環境があるということを知りました。
乗りたくはなかったですが、我が家もブームに乗りまして、絶賛、待機児童となっています。

そんな中、家族の体調不良で子供が一時的に保育園に通うことになったので、そんな事例をご紹介したいと思います。

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前提:保育園をめぐる都内の状況と我が家に起きた問題

過酷な保育園への入園競争

一時期、話題になった通り、都内で保育園に入園させるのは非常にシビアです。
各自治体ごとに定めた得点があり、その獲得点数で少ない入園枠を競うんですが、本当にこれがシビアな戦いなんですね。
我が家は共働きを希望しており、現在、妻は育休中、私は通常通り仕事をしています。
そういった家庭での獲得点数はたぶん、入園できるラインの点数にギリギリ達するか、達しないかです。
ここから入園できるかできないかの差は、点数以外に設けられている同点数だった時の優先順位です。

  • 早めに申請をし出して子供を待機児童として認めてもらうこと
  • 入園後に妻がちゃんと仕事へ復帰する予定で今は一時期に育休を取得している状況

というのが、一般的な共働き家庭で獲得しやすい優先順位の項目で、これでようやく競えるギリギリのラインに達するはずです。
もちろん、前提として、通常勤務をしている旦那さんの方は結構な激務で育児を手伝えない状況であることや、自分たちの親も働いていたり、遠かったりして育児を手伝えない状況も必要です。

これでようやくギリギリというのが驚きですが、本当にそういう状況なようです。
他にも、入園希望の枠をすべて埋めるとか、必要な技がいくつかあるんですが、本題とずれてしまうので、それはまた別の機会に記事にしてみようと思います。

我が家に起きた問題

簡単に言えば、妻のぎっくり腰です。
育児中のママさんは結構多いみたいですが、日々大きくなる我が子を何度も持ち上げるので、ある時、ピキッとやってしまう人が多いようです。
特に運動不足の人!!
妻は育児に追われて、これといった運動もせず、運動するする詐欺を繰り返していたために、腰回りの筋肉が落ちていて、ぎっくり腰になってしまったようです。

最大1ヶ月保育園に預けられる短期特例保育を利用するまで

順を追って、どういった経緯で預けられるようになったかを説明していきます。

とにかくまずは役所に電話

保育園への入園条件は前述の通り、今もなおシビアで改善されない状況ですが、それでも自治体は子育て中の家庭をサポートする仕組みを色々と用意しています。
子供を連れて遊びに行ける支援センターはとても育児中の家庭にとって頼れる存在だと思いますし、事前に予約をすることで家政婦さんを安くお願いすることもできます。

我が家でも、電話で聞くまでは短期特例保育自体を知りませんでしたが、とにかく電話で事情を話せば、問題を解決するために良いアドバイスをもらえます。
なので、育児のことで何か困ったらまずは役所に電話してみると良いと思います。

近隣の保育園の空き状況を確認してもらう

短期特例保育を利用する方向で話が進むと、役所の方で近隣で該当年齢に空きがあるかを確認してもらえます。
我が家の場合は、近隣の保育園で2箇所に空きがあり、そのうちより家に近い保育園でお話を進めてもらえることになりました。

保育園には入所予約制度というものがあって、年に2回、各保育園で0歳児の受け入れがされるのですが、2回目の募集分が12月入園予定となっており、我が家は運良く、この入園枠のために空けていた枠を利用できたためにスムーズに受け入れをしてもらえたようです。

妻の診断書・子供の健康証明書・短期特例保育の申請書

保育園の目処が立つと、次は各書類を用意して、役所の窓口に申請しに行く必要があります。
しょうがないと言えばしょうがない話ではありますが、短期特例保育を利用する人は結構な緊急事態の人であるはずで、その人の診断書を申請時に必要としたり、人手が普段より少ない状況で窓口まで誰かが申請しに行かないと話が進められないというのは若干不便なようにも思います。
あくまで緊急時に利用するものなので、1ヶ月以内に書類を揃えれば良かったり、郵送でも対応してもらえたりするようなものだとありがたいなぁとも思いました。
もちろん、今はそういうやり方しかないので、子供を抱っこして、妻の介助をしながら整形外科に連れていき、その足で小児科へ行き、妻を家に戻してから役所に行き、とかなり動き回りました。
もちろん、会社は休みました。

保育園で面談(1日後)

申請が終わると、預ける保育園の園長先生との面談のセッティングがされます。
我が家の場合、翌日に調整してもらえました。

面談と言われていたので、合格不合格とかがあるのかと若干緊張していましたが、行ってみると必要なものの説明や、どのような時間帯で預けていくか、お迎えはどうするか、といった入園を前提としたお話だったので、ほっとしました。

保育園に登園(2日後)

申請をしてから、たった2日で実際に預けられるようになりました!
申請は正直、面倒な感じもしましたが、このスピード対応は素晴らしかったですし、仕事との両立をどうやっていくかを思案していた私からするとこの制度に救われました!

ただ、本来、保育園は慣らし保育の期間が設けられるものなので、初日だけは昼から預けるようにして、なるべく保育園で過ごす時間を減らすようにしました。

子供からすれば初めて両親のいない空間で1人になったわけなので、かなりストレスの溜まる環境だったと思いますが、お迎えの時まで頑張って待っていてくれました!


そんな流れで、最大1ヶ月までは保育園に預けられることになりました!
実際、会社を1日半休むことにはなりましたが、そんな少しの休みで我が家の緊急事態の対応ができたことは本当に役所の対応の早さやアドバイスによるものだと思います!
役所の方や保育園の園長先生から、これだけ早く預けられたのは運が良かったとも言われたので、常にここまで事が早く進むわけでもない可能性も高いです。
もし同じような状況の方がいれば、参考程度に受け取っていただければと思います。