先日、Androidタブレットを使ってデジタルフォトフレームをつくる方法を記事にまとめました。
今回は、Androidタブレットではなく、Windowsタブレット(タブレットPC)でデジタルフォトフレームをつくる方法をまとめます。
この記事で説明するデジタルフォトフレームは、自分のパソコンやスマホで写真を追加・削除してWindowsタブレットに一度リモートアクセスすることで、約1分後にはWindowsタブレットにそれが反映されていく仕組みです。
必須条件としては手元の端末やデジタルフォトフレームにするタブレット自体がインターネットに常時接続できる状況にあることです。
Windowsタブレットの場合、必要なのはDropboxだけなので、Androidタブレットよりも簡単にできると思います♪
前提:今回使ったWindowsタブレット
今回は妻のお母さんが使っていないWindowsタブレットを持っていたので、それをデジタルフォトフレームにしました。
富士通のARROWSというタブレットPCです。
WindowsタブレットはタブレットPCと言われるように、形がタブレットなだけで、実際はタッチパネルになっているパソコンなので、パソコンでも同様にデジタルフォトフレームにすることが可能です。
Dropboxへの登録と設定
では、早速、セットアップに入ります。
まずはDropboxに登録をしてください。
Dropboxは特定のフォルダを同期したり、クラウド上にそのフォルダのバックアップを取っておいてくれるサービスです。
初期は2GB分の容量が使えます。
ちなみに、こちらから登録すれば、登録した方と私の双方に500MB分のボーナスがつくので最初から2.5GB分使えます。
写真は1枚5MB前後なので、ボーナスがつくことで100枚分ぐらい余分に容量が使えます。
登録が済んだら、更新する側の手元のデバイスがスマホならDropboxアプリをインストールして、パソコンならログイン後、右上の顔のマークを押して、出てくるメニューのインストールを選択して、パソコンにDropboxのソフトをインストールしましょう。
パソコンの場合、「C:¥Users¥ユーザー名¥Dropbox」の階層にDropbox用のフォルダが作られます。
このフォルダ内のデータは自動的にバックアップされますし、任意で共有することもできます。
Dropboxフォルダ内に今回のデジタルフォトフレーム用のフォルダをつくりましょう。
名前は何でも大丈夫ですが、私の場合は「photo2」という名前になっています。
これが済んだら、同様にWindowsタブレットの方でもDropboxをインストールします。
基本的にインストールされる先は上記同様「C:¥Users¥ユーザー名¥Dropbox」の階層になります。
準備はたったこれだけです!
スクリーンセーバーを使ってデジタルフォトフレームに
Windowsタブレットの場合、パソコンと同じくスクリーンセーバーの機能があるので、最短で1分放置しておくと自然に指定したフォルダ内の写真を再生させていくことが可能です。
タブレットのデスクトップ上の何もないところで右クリックメニューを出します。
タブレットの場合、指2本でタッチするか、指1本で長押しすると右クリックメニューが出てくると思います。
右クリックメニューの中から「個人設定」を選択すると以下のような画面が出てくるので、右下のスクリーンセーバーを選択します。
スクリーンセーバーの設定では、赤で囲われた部分の選択を「写真」にすることで、すぐ横にある設定ボタンが押せるようになり、下の画像の右側が出てきます。
参照を押すことで、再生したい画像のフォルダを指定することができるので、今回のケースであれば「C:¥Users¥ユーザー名¥Dropbox¥photo2」を選択して、保存を押します。
待ち時間は最短で1分から選択ができるので、普段デジタルフォトフレームとして置いておくだけであれば、1分を選択します。
もし今回設定するタブレットがデジタルフォトフレームだけの活用だけではなくて、インターネットサーフィンをしたり、ゲームをしたりもするのであれば、5分や10分程度で設定しておくと良いかもしれません。
最後にスクリーンセーバーの設定のすぐ下にある電源設定の変更を押して、電源プランの選択とプラン設定の変更を行います。
プランの内容は設定するので、プラン自体は「バランス」「省電力」どちらを選んでも問題ありません。
どちらかを選んで、そのプランの横にある「プラン設定の変更」を押します。
「バッテリ駆動」「電源に接続」それぞれにおいて、ディスプレイや電源を時間によってどうするかが設定できます。
すべての項目を「なし」にしましょう。
こうすることで、Windowsタブレットが暗くなったり、スリープに入ることがなくなるので、指定した写真をずっと再生し続けることができます。
更に、「プランの明るさを調整」で明るさを一番明るい設定にしておくと、デジタルフォトフレームとしては見栄えが良いかもしれません。
これでデジタルフォトフレームの設定は完了です。
写真更新の注意点
Windowsタブレットの場合、非常に設定は簡単ですし、サービスとしてはDropboxしか使わないので、Androidタブレットであるようなデバイスとアプリの相性(勝手にアプリが落ちてしまうなど)は気にしなくて大丈夫ですが、1点だけ難点があります。
それはDropboxに新しい写真を追加したり、写真を削除したりしても自動反映はされないことです。
スクリーンセーバーの仕様として、一度再生を始めたフォルダ内のデータを一時記憶するようで、再生の対象となっているフォルダ内の画像が入れ替わったとしてもスクリーンセーバーにはそれが自動では反映されないようです。
Androidタブレットの場合、写真を見せるアプリ側で定期的に更新をする設定ができるためこういったことはないです。
Windowsタブレットの場合、一度タブレットをタッチするか何かして、スクリーンセーバーを解除して、その後、1分放置してスクリーンセーバーがまた始まるのを待つ必要があります。
ただ、デジタルフォトフレームとして親にタブレットを渡すことを想定する場合、自分の手元にはWindowsタブレットがないと思うので、Windowsタブレットに対してリモートして、一度スクリーンセーバーを解除するという作業が必要になります。
私の場合には、ChromeのリモートデスクトップをWindowsタブレット、普段使うパソコン、自分のスマホにインストールしていて、写真を更新した時には普段使うパソコンか自分のスマホからWindowsタブレットにアクセスして、スクリーンセーバーを解除するようにしています。
毎回ここだけが面倒ではありますが、Windowsタブレットはパソコンと何ら変わりがないので、やれることの自由度が高いです。
もしデジタルフォトフレームのためにわざわざタブレットを用意するなら、値段との兼ね合いでいけばAndroidタブレットを選択すると思いますが、それ以外にも用途があったり、使わずに置いてあるWindowsタブレットがあるのであれば、こういった活用の仕方はありじゃないかと思います。
この記事の情報がお役に立てば幸いです。
追記:100均グッズで壁に飾る方法を紹介
デジタルフォトフレームに設定したタブレットを壁に掛けて飾る方法を記事にまとめました。