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学園最凶のヤンキーと新タイプのツンデレ妹『ふだつきのキョーコちゃん』【漫画レビュー】

今回はヤンキー男子高校生とツンデレ妹の特殊な高校生活のご紹介です。

札月(ふだつき)家の兄・ケンジは、腕っぷしが強いヤンキー男子高校生。
その妹であるキョーコは、学園内でもウワサの美少女
キョーコとの交際を望む男子たちは後を絶たないのに、兄のケンジが鋭い目を光らせているため、彼女には指一本触れるどころか、近付くことすら許されません。
このケンジの異常なまでのシスコンっぷりには、ある重大な理由がありました。

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血を求め人を襲うキョンシー

なんと妹は普通の人間ではなく、人の血を糧に生きるキョンシーだったのです。
キョーコのチャームポイントである大きなリボンは、血を求めるキョンシーの本能を抑える『札』の役割を果たすものでした。
ケンジは、何かの拍子にリボンがほどけてキョーコが人を襲ってしまわないよう、常に妹やリボンを気にかけながら行動しているのです。

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人を襲うだけじゃない!

リボンで抑えているのは、血を求める本能だけではないようです。
普段はクールな性格のキョーコですが、リボンがほどけた途端、感情豊かに泣いたり笑ったりと雰囲気が豹変します。
ツンツンとした態度が一変して、素直になるのです。
激しく感情をさらけ出した後、リボンが結ばれるとすぐさま前言撤回をしようとするので、その姿もまた微笑ましいです。

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兄が他の女性を見ていると嫉妬する妹

失血で死にそうになろうと、学園中の生徒からシスコンのレッテルを貼られようと、ヤンキーとして振る舞い、必死に人を遠ざけようと奮闘するケンジ。
そんな彼ですが、実はクラス委員長の女の子に好意を寄せています。
しかし、彼女と接して頬を緩ませている兄を見たキョーコは、リボンがほどけていなくても、嫉妬を抑えきれなくなったりします。
本当は、とても甘えん坊なのかもしれません。

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キョーコの秘密を守るために大奔走

リボンの有無によってスイッチが切り替わる、新しいタイプのツンデレ妹コメディです。
リボンがほどけるととても危険なのですが、話を読み進めていくうちに、今回はいつほどけて素直になるのかと、ついつい楽しみになってしまいます。

なるべく人目を避けたいのに端麗な容姿で嫌でも目立ってしまうキョーコと、妹に人を襲わせないために奔走するケンジ
この特殊な高校生活を送る札月兄妹のハラハラ・ドキドキな日々に、目が離せません。

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