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格安SIM「OCN モバイル ONE」を5ヶ月使って感じた5つのメリットと2つのデメリット

今年になってより多くの会社が格安SIMのサービスを始めましたね。
既存のサービスもそれにともなってか、容量を上げたりと、どんどんと利用しやすい環境が整っていっている気がします。

今回は「OCN モバイル ONE」を利用し出して5ヶ月経ったので、使ってみての感想をまとめてみます。

前提:なぜ「OCN モバイル ONE」を選んだのか?

これに関しては以前、記事にまとめましたので、そちらを参照いただければと思います。
up2me.hatenablog.com

5ヶ月使って感じた5つのメリット

今まで格安SIM「OCN モバイル ONE」を使ってきて、今私が感じている5つのメリットをご紹介します。

1.docomo、au、SoftBankと比べて圧倒的に安い

格安SIMなので、言うまでもありませんが、やはり3大キャリアと比べると大きく費用が下がります。
誰しもが気になるところだと思いますので、具体的にいきましょう。
まず、私の場合、「OCN モバイル ONE」で使っているプランは音声対応SIMの3GB/月コースです。
公式によると音声対応SIMの3GB/月基本料金は1,800円(税込1,944円)です。
それにプラスして、私の場合は、050plus(月額300円ですがこのSIM利用の場合は半額)を電話代わりに使っています。

www.ntt.com


www.ntt.com


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では、実際に使うといくらになるものでしょうか。
私の場合は毎月以下のような金額となりました。

1月 2,012円
2月 4,183円
3月 2,654円
4月 2,317円
5月 2,395円

2月だけ高い金額となっていますが、これは電話が多かったためです。

平均すると2,712円ですので、以前ソフトバンクが6,300円前後かかっていたことを考えると、その差額は3,500円ほどとなります。
たとえば、2年も経てば、この差額は84,000円にもなりますので、自分の欲しいスマホが1台買えちゃうぐらいですよね。

2.体感速度はソフトバンク時代と変わらない

メリットと言えるのかはわかりませんが、ソフトバンクを使っていた頃と通話においても、ブラウジングにおいても特に何も変わりません。
格安SIMにすることで、通信が一気に遅くなるような心配をされる方も多いと思いますが、私の場合にはそういったことは一切なく、ソフトバンクを使っていた頃と変わらずに使えています。

3.契約期間の縛りがない or 短い

3大キャリアで一番不満が募りやすいのは2年間という長い契約期間ではないでしょうか。
その上、ちょうど2年の節目である更新月でないと違約金が発生してしまい、なかなか身動きが取りづらい状況となります。

その点、格安SIMにおいては、契約期間の縛りがほぼありません。
ここで「ほぼ」と言っているのは、厳密に言うと、そういったプランも存在するからです。
現に私が利用しているプランがそれに該当します。

音声対応SIMの場合、契約期間が存在し、その期間は6ヶ月となっています。
要は、電話番号を利用したい場合には半年の縛りが発生してしまうということです。
ただ、これに関しては、3大キャリアと比べれば長いものではないですし、データ通信のみであればこの期間は存在しないので、特段気にすることもないと思います。

気づけば私もあと1ヶ月で期間が切れますし、その後は更新月という仕組みではなく、いつでも契約解除ができるようになっていますので、この点も非常に好感が持てます。

4.通信量は普通に使う分には気にならない

3大キャリアですと、通信制限をかけられるのは7GBですよね。
それに対して、今私が利用しているコースは3GBですので、使い方によっては何かを我慢しなければいけないような気がします。
ただ、私の場合は、事前に1ヶ月あたりの通信量を測っていたのもあり、特に気にせずに使っています。

ブラウジングはいつも気にせず行いますし、時として動画を再生することもありますし、何かをダウンロードすることもありますが、特に上限を気にして使ったことはありません。
私の使い方において言えば、7GBという容量自体がもともとオーバースペックであり、そこから3GBに減ったところで特には困ることはありませんでした。

通信量を測るのはこちらのアプリを使っていました。

play.google.com


ちなみに、もともと契約をした当初は2GBのコースでした。
それが今年4月より同額で3GBにアップグレードされ、より通信量など気にしなくてよくなりました。
こういった流れは今後より加速するでしょうし、上がることはあっても下がることはないと思いますので、自分が普段どれぐらいの通信量を使っているのかさえ把握しておけば、特に気にすることではないと思います。

5.OCN モバイル ONEのアプリがわかりやすい

公式のアプリでは、ターボ機能のオンオフや日ごとの通信量の把握、各種変更の手続きなどが行えます。
特に日ごとの通信量は視覚的にわかりやすく、今月の通信量が積算でどこまできているかを把握しやすいです。
その上、今月の使用状況を踏まえて、月末にはどれぐらいで着地をするかの予測もあるので、もし上限ギリギリに使うような方であってもペースが把握しやすくなっていると思います。

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※6/7以前の通信量が0なのは海外にいたためです


また、上限ギリギリになる場合には、アプリ内で手動で高速通信と低速通信の切り替えもできるようになっているので、予測を踏まえながらアプリ内で必要な手続きが簡単にできるようになっています。

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5ヶ月使って感じたデメリット

メリットだけでなく、デメリットも挙げてみます。
ただ、今まで使ってきて特に大きな不満はないので、あえて挙げるとするなら程度のお話になります。

1.キャリアメールを使えないことで最初だけ家族とメールしづらい

私の家族は今もガラケーを愛用しています。
ガラケーを使っている方の設定ですと、キャリアメール以外は届かないようになっていることが多いです。
私の家族も最初はそういった設定になっており、gmailなどで連絡してもメールが届かないということがありました。

これ自体は、設定をし直してしまえば、最初限りのお話ですし、友人に関してはLINEやFacebookでのやり取りがほとんどですので、まずこういったことは起きません。

2.SIMフリーのスマートフォンが必要になる

格安SIMを考える方にとってネックになるのはSIMフリーのスマートフォンを用意することかもしれません。
私の場合は、海外に行くことも多いため、アップルストアにてSIMフリーのiPhone 5sを購入しましたが、どうしても初期費用は上がってしまいます。
ただ、これに関しても前述の通り、2年使うことを思えば、その差額で買えてしまう範囲だと考えています。
また、ほとんどの格安SIMサービスにおいて、スマートフォン付きのプランが提供されており、初期費用が上がることを避けるのであればそういったものを利用するのも良いかもしれません。

www.ntt.com


また、「DMM mobile」であればdocomo機種はそのまま利用できるようですので、docomoの方はDMM mobileの利用を検討してみるのもありかもしれません。

mvno.dmm.com


特にDMMの格安SIMサービスはその快適さと安さで定評があるようですし、使ったことはないですが、もしかすると最初の乗り換えとしては選びやすい選択肢かもしれません。

5ヶ月使ってみた総評

私としては格安SIMを利用して本当に良かったと思っています。
1度のみの支払いであれば、多少高くても踏ん切りがつく場合もありますが、こういった毎月支払いが発生するものは安いに越したことはありません。

実際、私の場合で言えば、その差額は3,500円であり、それでいて特に使用感は変わらない状況ですので、とてもオススメできるものだと思います。
ただ、これは私の主観であり、人によって使い方なども異なると思いますので、ぜひご自身のライフスタイルに合わせたサービス選びができるとより快適になるのではないかと思います。


最初のサービス選びは重要ですが、選ぶ時に一番知りたいことは、使っている人が実際どう感じているかだと思います。
特に使い方が似ていれば役に立つこともあると思いますので、選定の時の参考になれば嬉しいです。


OCN モバイル ONE 音声通話+LTEデータ通信SIMカードの商品ページや検索結果へのリンクです。
商品情報:NTTコミュニケーションズ 2018-05-21

18/11/01追記:記事全体を更新しました

見た目の調整やリンク先の見直しを行いました。